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2014/03/02「あなたがここにいればよかったのに」
JUGEMテーマ:演劇・舞台

2014/03/02
演劇集団キャラメルボックス2014 アコースティックシアター ダブルフィーチャー
「あなたがここにいればよかったのに」at 名鉄ホール
を観る。

同じ日にヒトミも観たが、そちらは前説で新人くんが
「再々演のDVDをロビーで発売中です!!」と言って、
「それは、今回だろっ!!」と加藤さんに突っ込まれたところが楽しかったですね。
(内容はご存知の方も多いし、まぁ、感想は気が向いたら、ということで)


新作のこちら。
前日の夜、ホールで友人を待っていたら出てきたみんなが口々に

「良かった」
「これは観るべきだ」
「キャラメルボックス好きならゼッタイに好きだ!」

と話していて、期待は高まっていた。

15列目。このあたりは傾斜になっていて、前の人の頭をあまり気にしなくてよい席。
演者の表情を観れる席ではないが、全体的に見れる席ですね。

以下、とってもネタバレな感想なので、おいやな方は、続きを読まないよーに。

(あらすじ)

まひろは翻訳家を目指しながら、小さな書店で働いている。
恋人の森岡からプロポーズを受けた直後、見知らぬ男が現れて
「結婚するのは考え直してほしい。君は不幸になる」と告げる。

いいがかりにもほどがある、と怒るまひろ。
しかし、男は、やけにまひろのことを知っている。まひろのことだけではない。
父のこと、親友の恵菜のこと、そして、森岡のこと……。

恵菜の母が営むクリーニング屋に客としてきた男が、恵菜の母に勧めた健康診断でガンが見つかる。
幸い発見が早かったため、大事にはいたらなかった。
見舞いに行ったまひろは、そこで見知らぬ男と再び出会う。
恵菜の母に入院を勧めた男が、まひろに結婚を考え直せといった男だったのだ。

男は、天野大志。
恵菜の母が入院する病院に勤める医師だという。
----------------------------------------------

良かったですよ。
ほんとに。心の中がふわっとあったかくなるようなそんなほわほわした気持ちになりました。

観劇から戻ってきて、見た人の感想をいくつか眺めてたら
「天野くんのまひろに対する想いがみえない」
とあって。私は、これには、少し違和感があって。
いや、受け取り方は人それぞれなので、そのことに対して何か言うわけではなく。
単に「私のとは違うなぁ〜(臨場風に)」という感じなのです。

ただただ愛する人を救いたい、という一身でタイムワープしているのか?
それなら「クロノス」でいいじゃん。吹原くんでいいじゃん。

タイムワープって、よくありがちなのは、タイムマシン。
でも、天野くんは、彼の自由意思でタイムワープしたわけではないのですよ。
気づいたときには、15歳に戻っていて、そこからもう一度、人生をやり直すんです。
大人になったときの記憶を持ったまま。


荒れて荒れてケンカして相手を怪我させて、少年院を出た。
そんな自分を
 親友の忘れ形見だからと世話をしてくれた教授、
 家族の一員として扱ってくれたまひろ、恵菜、恵菜の母……
自分の居場所があるというのはどれほど心地よいものなのか。。。
あたたかなひと時がとても幸せだった。
そのままこの幸せな時が続くと信じていたし、続いてほしいと心の底から願っていた。

それが、あの時から、音を立てて崩れていく。
激しく、何度も何度も、波状攻撃を受けているかのように。

そのときの自分にできることを精一杯やっているが、何もかもが届かない。

自分があの時、森岡に本屋を勧めたりしなければ。
まひろと森岡が出会うこともなかっただろう。

彼は、きっと激しく後悔したはずだ。

だがさらに、不幸は連鎖する。
教授は病に伏せ、森岡は外の女と暮らし始め、まひろは離婚。

それを間近に見ていながら、何の対処もできない自分。
情けなかっただろう、悔しかっただろう、ふがいなかっただろう。

見舞いに行こうとした先で、うつろな目をして歩いているまひろを見かけ、
彼女が事故にあう瞬間を目撃。

そのタイミングで、何もできなかった悔しさや苦しさ。。。今まで抱えていた想いが一気に吹き出す。
その想いの強さが、彼を15歳に戻す衝撃となったわけで。

そして、彼は15歳に戻って、こう誓う。

――まひろと森岡が出会わないように、教授と会うことがないようにする。
  (そうすれば、自分がきっかけをつくることはない)

――あの幸せな家庭が末永く続いていくように、教授の病気を治療する手立てを必ず見つける。そのために医者になる

お世話になったあの優しい人たちが、普通の幸せをつむぎ続けられるように。
自分が彼らに出会わなければ、きっと彼らは幸せであり続けられるから。

彼らが幸せでさえいてくれたら自分の想いなど、どうでもいい。

ところが、彼らは出会ってしまった。自分が何もしてなくても。
だったら、誰がなんと言おうと自分が止めるしかない。

彼らが幸せでさえいてくれたら、自分がどうあろうと関係ない。

自分の心よりも先に、相手のことなんです。
好きだとか、そんなのはどうでもいい。
教授が、まひろが、あのあたたかな家族が、幸せでいてくれれば、それで。

優先順位は、自分のことが一番下になってる。
それほどまでに、教授、まひろ、恵菜の家族のことを一番に想っている、ということだと
私は感じるんです。
| キャラメル風味 | 01:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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