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コンペイトウの先生
昨日、ちょっとしたことがあって、久しぶりに大学に行ってきた。
大学に行くのは卒業以来。
あれからずいぶんと変わってしまって、教授のいらっしゃる研究棟にいくことさえ、
迷ってしまった。。。(笑)

センセの研究室にいくと、自分が分解されて、ろ過されて、組み立てなおされて出てこれる。

ただ。
必ず、思い出してしまうことがあって、研究室の扉を開けた瞬間に、
「いらっしゃい」という一声を耳にするだけで泣いてしまうのが恐縮で……。

*********

一年の時からがんばっていた文学研究会を会長から辞めろ、と言われた。
「どっちががんばってたのよ!」と私が辞めることに周囲は大反対。
それでも、自分の意思で離れた。

がんばっていたものを失うのは、つらくて悲しくて苦しい。
そんな時、コンペイトウミュージアム(センセの研究室)でのセンセの言葉を
ふと思い出した。

「また、遊びにおいでよ」

まさか、これがきっかけで、コンペイトウを守る会の第2代事務局長を命じられるとは
思いも寄らなかったけど。

打ちひしがれた私に「いつでも可能性は無限に広がってるよ」といい続けてくれた。
毎回ドアを開けると「来てくれてありがとう」と、言ってくれた。
それを聞くと、「あぁ、ここにいていいんだなぁ、来てもいいんだな」って幸せだった。

ここにくれば、嫌なことが全部ほぐれて、とんでいくような、そんな気がした。

木枯らし吹きすさぶ、秋のある日。

「君、明日、誕生日なの!? それは、おめでとう。
 そうか、誕生日か……君の下の名前、何だっけ? あい、か。
 あいちゃん。いい名前だね。」

そう言いながら、センセは聖書の一説を朗読してくれた(英語でね)

愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。
愛は自慢せず、高慢になりません。
礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、
怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。
すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。
(中略)
信仰と、希望と、愛、この3つは、いつまでも残ります。その中でも、最も偉大なものは愛なのです。

「ここに赤ペンをひいておこう。愛について書いてあるから」

そして、私に誕生日プレゼントだよ、って言いながら渡してくれた。

「あいちゃんは、もっと自信をもっていいんだよ。だって、愛は一番なんだから」

ふわっとした笑顔。
センセのいつもの、フェアリースマイル。


家への帰り道、聖書を開いたまま、地下鉄の中で泣いた。


センセはどの生徒に対しても、誰に対しても、同じ。
だから、きっと私にこんなことをしてくれたよ、と言っても覚えていらっしゃらないだろう。

「あいちゃんの役にたったんだね、それは良かった。
 それを聞いて、僕も幸せだよ。ありがとう」

きっと、そう言いながら、フェアリースマイルを返してくれる。
| 思い出あれこれ | 16:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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